入社の動機
生活に欠かせない製品の製造に携わりたいと思いました。
ものづくりが好きで、製造業を中心に就職先を探していました。中でも、日常生活に欠かせないものや誰もが知っている製品の製造に携われたらと考えていました。愛媛製紙では、インターネット通販の利用拡大で需要が伸びている段ボール原紙と、ティシューペーパーやトイレットペーパーなどの家庭紙製品の原紙の製造を二本柱に事業を展開しています。日本の人口減少やペーパーレス化の流れなどの影響で、多少、需要量は変化するかもしれませんが、いずれも積極的に需要を減らしていこうという考えにはなりにくい生活必需品です。そうしたことから、社会から求められるものをつくっている、安定した事業内容の会社だと感じました。
特に家庭紙では、「エルモア」という非常に有名なブランドを有しています。どこの薬局に行っても必ず置いてあるブランド製品の製造に関わることで、私もたくさんの人に貢献できると感じ、入社を決めました。
仕事への思い
安定した品質の紙の供給と新商品開発に貢献しています。
日々製造される原紙の品質管理を行っています。工場で製造された原紙を抜き取ってサンプリングし、紙の品質試験を行って、その結果を製造部門にフィードバックすることで紙の品質の安定化と改善に努めています。他にも関係会社と連携して新商品の開発にも携わっています。具体的には、新商品に求められる風合いや質感になるよう製造現場に伝えて、できたものを試験して品質を確かめ、その結果から製造方法の調整の指示などを行っています。世に出ていく前の製品が形になっていく過程に立ち会えるのは楽しいです。
品質管理の一番基本となるのが、紙の単位面積当たりの重さです。他にも、紙の強度ややわらかさなど多数の項目を評価していきます。入社当初は原紙の品種がたくさんあり、重要な項目がそれぞれで異なるため戸惑いましたが、試験結果によってその製品が出荷できるかどうかが決まる重要な仕事だと、責任感を持って臨んでいます。
今後の目標
先輩から教わったことを後輩にしっかり伝えたいです。
技術部では、試験結果の数字をみる力が必要とされます。商品によって変わる微妙な仕様の違いを数字で確かめ、異常がないかを判断しなければなりません。先輩方から教わってきたことを生かして、これからもたくさんのことを吸収し、数字から異常がないかをパッと見極められるようになりたいです。
技術部は和気あいあいとした雰囲気で居心地のいい職場です。これまでは自分が一番経験が浅かったですが、最近後輩が入ってきました。品質管理の仕事は現場との関わりの中でさまざまなルールがありますが、後輩にはなぜそのルールが用いられるようになったのか、理由も含めて伝えていこうと考えています。そうすることで、より納得してルールを守ることができますし、将来ルールを変更することになった時も判断がしやすいと思います。若い世代に自分の学んだことをしっかりと引き継いでいきたいです。